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当院の部屋数が少ない理由 

[2022.03.09]

新病棟になって1年が経過しました。おかげさまで多くの妊婦さんに受診していただきスタッフ一同感謝しています。

それに伴い、最近では岐阜市や各務原市、関市などからの分娩予約ならびに里帰り分娩予約を多くいただき分娩予約が当院の定数を超えてしまい分娩をお断りせざるをえない月も出てきてしまうようになってしまいました。その原因として他院より圧倒的に部屋数が少ないことが原因です。多くのクリニックが大体15~19部屋くらいあることに対し当院は7部屋しかありません。

なぜそんな少ないかというと患者さん一人ひとりを手厚くみてあげたいという思いが強いからです。入院中の授乳ひとつとっても、自分の部屋でいつでもしっかり指導してあげたいため約2~3部屋につき1人の助産師を配置しています。分娩数が多いクリニックだと授乳室のようなものがあり指導の時間や授乳の時間が決まっていたり、他の人と一緒に搾乳指導というパターンもあったりします。そのやり方を否定するつもりはないですし、多くの分娩入院を取り扱うにはスタッフの人数的にもその方法が一番効率的でもあるため致し方がないとは思います。しかし、ご本人そして赤ちゃんのペースがありますので当院では必ず自室に助産師が伺い指導しています。なかなかうまくいかない場合やマタニティーブルーなどで相談に部屋に入ると1時間つきっきりなどはざらにある話です。そして、方法にこだわりはありません。完全母乳がよければそれで指導しますし、人工乳がよければそちらで対応します。

あくまで上記は部屋が少ない理由の一例ですが、医師であれ看護師であれ助産師であれ、患者さん一人ひとりの情報をスタッフ全員が共有しているようなクリニックを理想としているためやはり患者さんの数をある程度制限して対応している現状があります。当院の自慢はあたらしい病棟ではなく、開業時の昭和から続く指導力と患者さんへのケアへの情熱だと思っています。スタッフ一同、「患者さんにここで分娩してよかった」と満足してもらえるよう努力していきますのでよろしくお願いします。

なお、現在はまだ予約をうけれる月も多少ありますので里帰り分娩などお気軽に電話にてお問合せください。岐阜市、関市、各務原市のみならず美濃市や富加町、郡上市などからも患者様に受診していただいており感謝しております。

 

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