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更年期障害

更年期障害について

症状の改善のみならず、今後の健康についても考えます。

閉経の前後5年を総称して更年期と呼び、卵巣機能の低下に伴い様々な症状(肩こり、疲労感、頭痛、のぼせ、腰痛、発汗・・)が出現します。生理があっても、40歳代であっても更年期症状が出ることは珍しくありません。

更年期は多彩な症状に加えて高血圧、脂質代謝異常、骨密度低下など様々な機能が低下する時期でもあります。それらの疾患を更年期から介入することで、健康寿命(寝たきりではなく元気に動ける期間)を伸ばすことも更年期の重要な役割です。更年期の症状は様々な機能の低下を知らせるサインでもあり、そのサインを見逃してはならないと考えます。

Point1適した薬剤(ホルモン剤、漢方等)の使用をわかりやすく提案します。

薬剤には一長一短あり、それぞれ特徴があるので患者様毎に適した方法があります。ホルモン補充はメリットばかりではなくデメリット(血栓症や乳がんなどのリスク上昇)もあるのは事実ですが、正確でない情報も散見されます。安心・安全に使用していただけるよう女性医学学会の専門医が薬剤のメリットやリスクを適切に説明し提案します。

投与方法

A~Dを患者様毎に組み合わせて適切な治療方法を提案します

A:飲み薬、張り薬、塗り薬があります。
B:出血をおこさない連続投与と定期的に出血をおこす周期投与があります。
C:改善目的の症状によって低用量と通常量を使い分けることがあります。
D:骨粗髪症の治療薬をホルモン補充で使用することがあります。(更年期障害と骨粗髪症の同時治療)

Point2骨密度に対する検査・治療も積極的に提案します。

高血圧や脂質代謝異常は特定健診の普及により内科受診が増え、結果、脳卒中などの内臓器疾患による要介護者は減少傾向にあります。しかし、骨折を代表とする運動器疾患の要介護者は増加傾向です。更年期の時期に骨密度は急激に低下するため40歳以降では検査が推奨されますが、日本では検査する機会がないためほとんど検査する人がいません。

骨粗鬆症は寝たきりになる骨折の最大の要因であり、40歳代から早期に発見、予防、治療することは非常に重要です。骨の治療といえば整形外科のイメージがあるかもしれませんが、65歳前後までの治療はホルモン療法など産婦人科主体の治療がメインとなるケースは多く、更年期障害の治療と一緒に産婦人科で治療をすることができます。近医整形外科と提携し、正しい骨密度計測とその評価により当院で治療方法を提案します。

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