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人工妊娠中絶

1.人工妊娠中絶(11週6日まで)

中絶・避妊相談に関しそれを責めるようなことはありませんので、ご自身の希望や不安を母体保護法指定医や看護師にご相談下さい。東海地方では数少ないMVA法での手術が可能で土曜のみならず日曜日の手術も対応します。多くの中絶患者様を岐阜県内の産婦人科クリニックからご紹介いただき、年間400件以上の手術をMVA法で行い県内有数の豊富な実績と信頼があります。また、当院の麻酔は通常のクリニックで行う静脈麻酔に加え、世界基準の傍頸管ブロック麻酔を駆使し痛みを最も抑えることが可能な麻酔です。12週以降の中期中絶や経口中絶薬なども可能ですべての中絶方法と中絶時期に対応できます。

Point1手術は安全、清潔な手動真空吸引法(MVA)です

MVA法イメージ

昔は掻爬術といって子宮内を金属の器具で掻いて摘出する手術が主流でしたが、子宮穿孔リスクや子宮内癒着などによる次回妊娠への影響から吸引法が推奨されました。※1

吸引法には手動式(MVA)と電動式の2種類があり、日本では電動式吸引法が主流ですが、WHOの推奨する吸引法は手動式吸引法(MVA法)です。他院のHPで吸引法と記載があってもMVA法とは限りませんので注意してください。当院では安全で一人一人使い捨てで清潔なMVA法で行います。

 

MVA法の説明はこちら

 

※1 2012年WHOの安全な中絶の勧告より

手術方法の比較
  そうは術 電動吸引法 手動吸引法
(MVA法)
方法 鉄の器具で子宮内を
ゴリゴリかき出す
鉄の器具を子宮内に
挿入して吸い出す。
柔らかいプラスチック管を
子宮内に挿入し吸い出す。
子宮穿孔
リスク
あり あり 少ない
衛生面
静音性 ×
推奨度
(WHO)
×

 

Point2麻酔は世界基準の痛みが少ない麻酔方法です

日本ではほとんどの施設が静脈麻酔(全身麻酔)のみですが、WHOが推奨する適切な痛みを抑える方法は傍子宮頸管ブロックか、それに静脈麻酔等を併用する方法です。傍子宮頸管ブロックは静脈麻酔より手間がかかり難易度の高い麻酔のため、日本でもできる施設はほんのわずかです。手術の痛みは「中絶の不安第1位」でもあるため、手術方法だけでなく麻酔方法も世界基準の方法を採用しています。少なくとも静脈麻酔のみの麻酔は寝ているだけで痛みを伴うため当院では推奨せず、眠りたい方は静脈麻酔と傍子宮頸管ブロックの併用がベストです。

 

麻酔の詳細はこちら

 

  多くの施設 当院の推奨
  静脈麻酔のみ 傍頸管ブロック+静脈麻酔 傍頸管ブロックのみ
痛み
吐き気、ふらつき
意識 なし なし あり
帰宅時間 遅い 遅い 早い
呼吸抑制のリスク
WHO推奨度 推奨しない 推奨 推奨

 

Point3短時間での入院(手術)

日帰りとはいえ、長時間の滞在は負担になるため分娩歴のある人では入院から退院までわずか3時間。分娩歴のない人および帝王切開歴のある人でも約5時間での退院が目安です。※3 安全性を確保しつつもこれほど短い入院時間は全国でも稀です。

 

実際の受診の流れはこちら

 

※3 MVA法および傍頸管ブロックでの手術方法の場合。(静脈麻酔時は退院時間が1-2時間長くなります)

 

Point4経口薬剤による中絶対応可能施設

今までは日帰り手術による方法のみでしたが、2023年5月から薬により中絶を行う方法が承認されました。
よって妊娠9週0日までの早い時期の中絶は手術による中絶か薬剤による中絶か選択できるようになりました。
薬剤により中絶で排出される可能性は88~93%前後で、排出されなければ従来通り手術にて排出します。手術、薬剤それぞれにメリットとデメリットがあり、患者さんによって適した方法が異なりますのでスタッフと相談しましょう。

経口中絶薬の詳細はこちら

  妊娠9週0日
まで
妊娠9週1日~
11週6日
妊娠12週以降
手術による中絶
(日帰り)
×
薬剤による中絶 × ×
薬剤による中絶も選択肢 

 今まで通り手術のみ(薬剤は×)

 

Point5すべての中絶方法、中絶時期に対応可能

妊娠週数は最終生理の時期だけでなく超音波検査によって決まるので、まずは診察を受けないと中絶可能な週数かわかりません。そして妊娠週数によって中絶方法が異なります。
妊娠12週0日以降の中期中絶は中絶をおこなっている施設でも対応できない施設も多くあります。従って、診察の結果、想定以上に妊娠週数が進んでいると、診察代だけとられて結局他のクリニックを紹介されます。
また、経口中絶薬も2024年の段階では分娩を取り扱っている施設など入院施設がないと対応できないため紹介になるか、経口中絶薬希望なのに色々な理由をつけられて手術の方針になり当院に相談に来られる方もいます。
当院では初期中絶手術は当然ながら、妊娠21週6日までの中期中絶から経口中絶薬まで全ての中絶に対応可能ですので責任を持って最初から最後まで対応します。

  • 初期の中絶はやってるけど中期中絶はやっていないから他のクリニックに行って。
    でも診察料は払ってね。紹介状はお金かかるから違う病院でまた同じ説明して。
  • 初めから中期中絶もできる所なら、受診の手間も、診察代も1回で済むのになぁ
  • 経口中絶薬は結局手術になったり、すごい痛いよ。手術の方が痛くなくて安全だから、
    中絶薬じゃなく手術にしようね!(うちは中絶薬やっていないし)
  • スムーズに出るし痛み止めも使うから、希望する人は体の負担が手術よりも少なくて
    経口中絶薬もいい選択肢なのになぁ
  • 手術と経口中絶薬どちらが優れているということはないため、
    一人ひとりの希望を優先し最善と思われる方法を提案します。
    初期から中期すべての時期の中絶に対応できるため、初めの受診から処置まで一つのクリニックで完結できます。

 

Point6低価格での料金設定

予約金などの手術に不要な料金は無くし、できるだけ患者さんの金銭的な負担を少なくしつつも安全良質な医療を提供しています。明瞭な料金案内のために当院の料金は入院から退院後のお薬(抗生剤や子宮の収縮剤)、退院後1週間の診察料金までもを含んでいます。

人工妊娠中絶料金※2

12週まで(MVA法):128,000円~ (入院~術後診察まで全て含む)
9週0日まで(経口中絶薬):128,000円~
12週以降(1泊2日):148,000円~(出産育児一時金利用時) 

※2 処置後の検診料含む(流産などは保険適応になりますのでお問合せください)

料金Q&A
Q1:吸引法の方法で当院より数万円安いクリニックがありましたが、違いは何ですか?

A1:吸引法と記載があってもMVA法とは限りません。電動吸引法では器材を洗浄して繰り返し使用しますので材料費が抑えられます。しかし、感染や子宮穿孔のリスクの観点からも当院では各患者さん毎に使い捨てるMVA法を推奨しておりその差があります。また、当院は処置後の薬剤(抗生剤等)や術後の診察代金も含んだAll in oneの料金となっています。手術料金と記載して使用薬剤や入院代金は別だったり、予約金、後日の診察代金が高額などHP上は安く表示する方法は色々ありますので注意してください。

Q2:予約金は必要ですか?

A2:予約金はかかりません。方針に迷うこともあると思いますので連絡さえもらえれば予約後のキャンセルも可能です。

Q3:他院で術前採血検査をしたら当院での術前採血検査は不要ですか?

A3:結果を持参していただければ不要で、術前採血の検査料金はいただきません(超音波の検査料金は発生します)。他院に受診され、HPの金額と大きく異なっていたため困って当院に受診される方も少なくありませんのでお困りの際は気兼ねなくご相談ください。

 

Point7親切で優しい対応

MVA法や価格も重要ですが、当院の一番の特徴は親切で優しい対応です。
誰だって中絶は怖いに決まっていますので、不安や要望は遠慮せずにスタッフに伝えてください。

 

~よくある質問~

Q1:未成年ですが、保護者の同意は必要ですか?

A1:基本的には法律上はご本人(配偶者がいる場合は配偶者も)の同意だけで問題ありません。何かあったときのために保護者の方にはお伝えすることを推奨していますが、どうしても伝えれない場合はご本人の意思を優先しご本人の同意のみで手術可能です。

Q2:相手の人の同意が得られないのですがどうすればよいですか?

A2:相手の方が配偶者にあたらなければ相手の方の同意は不要です。また、配偶者であってもDVや婚姻関係が破綻している場合は配偶者の同意も不要となります。

Q3:手術当日、誰か付き添いで必要ですか?

A3:付き添いは不要ですが、ご本人が運転して来院することは禁止です。送迎だけ誰かにお願いするか、タクシーでの来院をお願いしています。

 

2.中期中絶(12週0日以降の中絶)

12週を超えた中絶はMVA法などの日帰りでの手術はできません。頸管拡張という処置をした翌日に内容物を排出させるための腟錠を挿入して中絶します。
当院では中期中絶の症例経験も豊富で、他院では2,3泊するような症例でもほぼすべての患者様は1泊2日で帰宅されています。

また、中期中絶で一番痛いのは入院2日目の分娩の時ではなく、入院1日目のある頸管拡張といって子宮の入り口を広げるときです。一日に何回も拡張する必要があり一番つらい処置になります。当院では傍頸管ブロックという特殊な麻酔方法で極力痛みを緩和して中期中絶を行っています。

※ 妊娠22週0日以降はいかなる理由でも中絶はできません。

実際の流れ

①診察および術前検査と入院日の決定

※妊婦健診で初期検査を終えている方は術前検査は省略可

 

②入院1日目

水分を吸収すると拡張する棒を子宮の入り口に何本も挿入して子宮の入り口を広げます。
朝挿入した拡張剤を抜去し、再度拡張剤を挿入します。
 

③入院2日目

腟錠を挿入して内容物を排出させます。
日中にほとんどの方が排出されます。
胎盤が遺残した際は眠くなる点滴をして排出させます。
ご本人以外が死産届の提出や埋葬許可などの手続きを役所で行ってもらいます。
夕~夜 退院
 

④退院後診察

 

3.中絶完全ガイド ~中絶の正しい知識とクリニック選び~

中絶完全ガイド ~中絶の正しい知識とクリニック選び~

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