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MVA法(手動真空吸引法)とは

① 稽留流産(子宮内で胎児が流産してしまった状態)
② 人工妊娠中絶

上記の場合、子宮内の内容物を摘出する手術を必要とすることがあり、その一つの手術方法がMVA法です。

 

MVA法イメージ

日本では昔から掻爬術といって金属の器具で子宮内をゴリゴリ掻いて摘出する手術が主流でしたが、現在は器具が子宮を貫くリスクや手術後に子宮内がくっついて妊娠できなくなる等の影響から世界中で吸引法が推奨されています。

吸引法には手動式(MVA)と電動式の2種類があります。日本では電動式が普及していますが電動式は吸引管が金属製のため子宮を貫くリスク、施行時の騒音による心理的な影響、器具の再利用による衛生面の不安などがデメリットに考えられます。
安全性や衛生面を考慮するとMVA法での手術が最適ですが、比較的新しい手術のためMVA法で手術している施設は限られ、多くの施設ではまだ掻爬術が行われています。

当院は東海地方でも有数の手術実績があり人工妊娠中絶に限らず、他院にて稽留流産と診断された患者様も多く受診されています。

安全のためにMVA法での手術を是非ともご検討ください。

MVAのメリット① 安全

子宮内に挿入する吸引管がプラスチックで柔らかいため子宮穿孔リスクが少なく、吸引法なので子宮内癒着など次回妊娠への影響が少ないです。

MVAのメリット② 確実

MVAも電動式もどちらも完全中絶率は95-100%で有効性に差はありません。※1

MVAのメリット③ 清潔

電動式は子宮内に挿入する吸引管など再利用となり部品も多いため衛生面で不安が残りますが、MVAはすべての子宮内に挿入する使用器具は使い捨てなので衛生的です。

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