メニュー

避妊について

避妊の知識は最近までなかなか学ぶ機会がなく、どこかタブー視されていた背景もありますが、やはりそれではいけないだろうということで中学校などの性教育授業でもようやく避妊の内容が入ってくるようになりました。望まない妊娠が少しでも減るように正しい知識を持った人が増えることはとても重要です。

避妊法①:コンドーム

日本で一番多い避妊方法で、ゴムやポリウレタン製の袋状避妊後を男性器の先端に被せて使用します。理想的な利用がなされた場合、避妊率は98%ほどありますが、実際にはうまく装着されていなかったり外れたりするため、実際の避妊率は82%ほどと言われています。多くの人が勘違いしているのですが、コンドームは避妊具ではあるのですが、失敗率はそれなりに高くメインの使用用途は感染症予防具です。そして子宮頸がんの原因となるHPVなど防げないウイルス感染症もある点は注意が必要です。

避妊法②:ピル

海外では最も使用されている避妊方法です。生理痛の改善薬として保険適応のある低用量ホルモン製剤(ルナベル、フリウェル、ヤーズ、ジェミーナなど)と避妊目的として自費(100%自己負担)のホルモン製剤(マーベロン、ファボワール、アンジュ、ラベルフィーユなど)に分かれ、避妊目的のホルモン製剤をピルと呼びます。生理痛目的の保険適応の薬剤も成分はピルと同様のため避妊効果はありますが、一応パッケージには避妊を目的に使用しないでくださいと保険薬効上の観点から記載があります。
ピルなんて誰にも出せるでしょと思いがちですが、案外内服初めは不正出血や吐き気などの副反応も多く、薬の種類も豊富なため安定させるまでにそれなりの専門知識が必要になるため、当院にはピルなどを専門分野にしている女性ヘルスケア専門医が在籍しています。

ピルの詳細はこちら

避妊法③:IUS(Intra Uterine System) ミレーナ

子宮内に親指大ほどの避妊具を挿入することで、避妊具に塗布してあるホルモン剤が生理痛や生理の量を軽減してくれる効果に加えてピル以上の避妊効果があります。ピルのように毎日飲む手間がなく、5年間挿入したままで普段の生活も特に禁止事項なく過ごせるため近年挿入する人が増加しています。外来で3分ほどあれば挿入可能で、ピルが使用できない喫煙者や50歳以上の人なども安全に使用できます。

ミレーナの詳細はこちら

避妊法④:緊急避妊ピル

コンドームなどの避妊に失敗した時に飲む薬があり、緊急避妊ピルと呼びます。遅くとも72時間以内に内服することが必要で、避妊服失敗から内服までの時間が早いほど効果が高いためできれば24時間以内の内服が推奨されます。当院では365日内服が可能ですので困った場合は電話(0582413535)にご相談ください。電話は24時間つながりますので遠慮なくご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME