人工妊娠中絶・緊急避妊ピル
人工妊娠中絶
中絶・避妊相談に関しそれを責めるようなことはありませんので、ご自身の希望や不安を母体保護法指定医や看護師にご相談下さい。東海地方では数少ないMVA法での手術が可能なクリニックです。多くの中絶患者様を岐阜県内の産婦人科からご紹介いただいており、年間400件以上のMVA法での手術を行う県内有数の豊富な実績と信頼があります。また、12週以降の中期中絶や経口中絶薬などすべての中絶が対応可能な中絶対応のプロフェッショナルです。
Point1当院では安全、清潔な手動真空吸引法(MVA)です

MVA法イメージ
昔は掻爬術といって子宮内を金属の器具で掻いて摘出する手術が主流でしたが、子宮穿孔リスクや子宮内癒着などによる次回妊娠への影響から吸引法が推奨されました。※1
吸引法には手動式(MVA)と電動式の2種類があり、日本では電動吸引法が主流ですが、WHOの推奨する吸引法はMVA法です。吸引法と記載があってもMVA法とは限りませんので注意してください。当院では安全で一人一人使い捨てで清潔なMVA法で行います。
※1 2012年WHOの安全な中絶の勧告より
手術方法の比較
そうは術 | 電動吸引法 | 手動吸引法 (MVA法) |
|
---|---|---|---|
方法 | 鉄の器具で子宮内を ゴリゴリかき出す |
鉄の器具を子宮内に 挿入して吸い出す。 |
柔らかいプラスチック管を 子宮内に挿入し吸い出す。 |
子宮穿孔 リスク |
あり | あり | 少ない |
衛生面 | 〇 | △ | ◎ |
静音性 | 〇 | × | 〇 |
推奨度 (WHO) |
× | 〇 | ◎ |
Point2経口薬剤による中絶対応可能施設
今までは日帰り手術による方法のみでしたが、2023年5月から薬により中絶を行う方法が承認されました。
よって妊娠9週0日までの早い時期の中絶は手術による中絶か薬剤による中絶か選択できるようになりました。
薬剤により中絶で排出される可能性は88~93%前後で、排出されなければ従来通り手術にて排出します。手術、薬剤それぞれにメリットとデメリットがあり、患者さんによって適した方法が異なりますのでスタッフと相談しましょう。
妊娠9週0日 まで |
妊娠9週1日~ 11週6日 |
妊娠12週以降 | |
---|---|---|---|
手術による中絶 (日帰り) |
〇 | 〇 | × |
薬剤による中絶 | 〇 | × | × |
薬剤による中絶も選択肢 |
今まで通り手術のみ(薬剤は×) |
Point3低価格での料金設定
予約金などの手術に不要な料金は無くし、できるだけ患者さんの金銭的な負担を少なくしつつも安全良質な医療を提供しています。明瞭な料金案内のために当院の料金は入院から退院後のお薬(抗生剤や子宮の収縮剤)、退院後1週間の診察料金までもを含んでいます。
人工妊娠中絶料金※2
12週まで(MVA法):128,000円~
9週0日まで(経口中絶薬):128,000~
12週以降(1泊2日):148,000円~(出産育児一時金利用時)
※2 処置後の検診料含む(流産などは保険適応になりますのでお問合せください)
料金Q&A
Q1:吸引法の方法で当院より数万円安いクリニックがありましたが、違いは何ですか?
A1:吸引法と記載があってもMVA法とは限りません。電動吸引法では器材を洗浄して繰り返し使用しますので材料費が抑えられます。しかし、感染や子宮穿孔のリスクの観点からも当院では各患者さん毎に使い捨てるMVA法を推奨しておりその差が少しあります。また、当院は処置後の薬剤(抗生剤等)や術後の診察代金も含んだAll in oneの料金となっています。手術料金と記載して使用薬剤や入院代金は別だったり、予約金、後日の診察代金が高額などHP上は安く表示する方法は色々ありますので注意してください。
Q2:予約金は必要ですか?
A2:予約金はかかりません。方針に迷うこともあると思いますので連絡さえもらえれば予約後のキャンセルも可能です。
Q3:他院で術前採血検査をしたら当院での術前採血検査は不要ですか?
A3:結果を持参していただければ不要で、術前採血の検査料金はいただきません(超音波の検査料金は発生します)。他院に受診され、HPの金額と大きく異なっていたため困って当院に受診される方も少なくありませんのでお困りの際は気兼ねなくご相談ください。
Point4短時間での入院(手術)
日帰りとはいえ、長時間の滞在は負担になるため分娩歴のある人では入院から退院までわずか3時間。分娩歴のない人および帝王切開歴のある人でも約5時間での退院が目安です。※3 安全性を確保しつつもこれほど短い入院時間は全国でも稀です。
※3 MVA法および傍頸管ブロックでの手術方法の場合。(静脈麻酔時は退院時間が1-2時間長くなります)
Point5当院では手術麻酔は傍頸管ブロック(局所麻酔)が可能です
日本では静脈麻酔が多く行われていますが、薬剤使用量が多くなると呼吸抑制、術後の強い吐き気、ふらつきが生じることがあります。局所麻酔はWHOからも推奨されており、呼吸抑制、吐き気、術後のふらつきが少ないといったメリットがあり術後早期に帰れるといった点が特徴的です。※4
※4 静脈麻酔をご希望の方はご相談いただければ対応いたします。
Point6親切で優しい対応
MVA法や価格も重要ですが、当院の一番の特徴は親切で優しい対応です。
誰だって手術は怖いに決まっていますので、不安や要望は遠慮せずにスタッフに伝えてください。
~よくある質問~
Q1:未成年ですが、保護者の同意は必要ですか?
A1:基本的には法律上はご本人(配偶者がいる場合は配偶者も)の同意だけで問題ありません。何かあったときのために保護者の方にはお伝えすることを推奨していますが、どうしても伝えれない場合はご本人の意思を優先しご本人の同意のみで手術可能です。
Q2:相手の人の同意が得られないのですがどうすればよいですか?
A2:相手の方が配偶者にあたらなければ相手の方の同意は不要です。また、配偶者であってもDVや婚姻関係が破綻している場合は配偶者の同意も不要となります。
Q3:手術当日、誰か付き添いで必要ですか?
A3:付き添いは不要ですが、ご本人が運転して来院することは禁止です。送迎だけ誰かにお願いするか、タクシーでの来院をお願いしています。
緊急避妊ピル(アフターピル)
当院ではレボノルゲストレル(ノルレボⓇ)を性交後72時間以内に1錠内服してもらっています。従来のYAPE法と呼ばれる内服方法より妊娠率が低く、副作用も少ないメリットがあります。
料金
10,000円(診察時間外は15,000円)
避妊相談
避妊方法に関してはピルの内服や子宮内避妊具(ミレーナⓇ)など様々です。それぞれ特徴があり、人によって適した方法がありますのでご相談ください。