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院長ブログ

コロナでも立ち会い分娩をあきらめない(2021.08.17更新)

コロナの第五波が本格的に岐阜にも来ました。多くの産婦人科で立ち立ち会い分娩や外来受診の制限があたりまえのように行われています。

しかし、当院ではご主人の立ち合い分娩やお子さんの面会を制限はしていません。外来も当院は待合が狭いため密にならないように工夫しながら健診もご家族の方が付き添っています。他院に比べるとかなり制限が緩く、ほぼコロナ前に近い形で行っています。

それは感染に無関心なのではなく、人の制限によって感染を制御することが困難であり、制限によるメリットと比較して一人で分娩することとなる妊婦さんの心の負担などのデメリットがあまりに大きいためです。そもそも前日まで普通に同居していた家族が入院したとたん立ち入りを制限したところで妊婦さん、スタッフの感染リスクがどの程度軽減されるでしょうか?半数が無症状で発症前の感染力が強い疾患であるコロナに対しての対策はやはり人の制限だけでは難しいものがあります。(というか制限しても接触感染対策などが不十分であれば院内クラスターは出てしまいます。)産婦人科学会からも感染に対する様々な対策が提言されていますが、効果がありそうなものもあれば、それ意味ある?といったものまで色々です。

当院では全室個室でシャワートイレ完備しているため患者さん同士が接することはありません。とするとスタッフを介しての感染が懸念されるため、患者さんに接するスタッフはワクチンを接種することに加え、消毒などの接触感染対策はこれでもかと注意しています。それ以外にも感染対策に有効とされるものは採用しますが、科学的に無効なもので単なる感染対策アピールのための対策はしません。結局は3密対策の徹底になります。

ワクチンは一定の効果を発揮していますが、治療薬はコロナが出てきた時と比べてあまり進展がなく、このままコロナワクチン接種が進んだとしてもきっとあと1-2年は同じような生活でしょう。今の患者さんはよく我慢していると思います。みんなコロナだから無理ですよねと色々なことを我慢しています。妊婦さんへの我慢をいつまで強いればよいのかと考えると緩和できるものは緩和してあげるべきだと思います。

個人的にはもっと早くに5類感染症になるかと思いましたが、そこは色々とあるようで結局2類感染症のままでした。今後劇的な改善策は医療側からも政治側からも出ないでしょう。コロナもうんざりですが、今のいがみ合うような世の風潮もうんざりです。政治家が悪い、医師会が悪い、若者が悪い・・ワクチン打って、3密に注意して1-2年経過するのを待つしかない病気だと思います。

まとまりのない長文になりましたが、当院の人の制限が緩いのは感染対策ができていないのではなく、感染の特性を考え抑えるところを抑えて極力普通の分娩ができるように努力していることをお伝えできればと思います。そして、妊婦さんたちも我慢しなくてよいです。立会い分娩希望はわがままではないです。

岐阜市、関市、各務原市、美濃市や富加町など広い地域からお産、分娩の予約をいただいており感謝しております。退院日に患者さんと写真撮影をすることも多いですが、一瞬だけマスクを外して極力呼吸しないようにしてすぐにマスクをつける写真撮影なんてもううんざりです。早く以前の生活に戻りたいなあ~

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